16CBZ ワーゲン 「ザ ビートル」 12か月点検実施した結果、外車の定期点検の必要性を再確認^^;
本日はVW(フォルクスワーゲン)の16CBZ 「ザ ビートル」の12か月定期点検を実施いたしました。タイトルの通り、消耗品や不具合部品を含めて9個の部位に然るべき処置が必要(部品交換等)と判断し、それと同時に定期点検の必要性も再確認しました。以下にまとめてみましたので、ご覧ください。
当該車両の詳細は
- H27年式
- 総走行距離=6.4万km
- 右ハンドル
- 修復歴=多分なし
大体こんな感じです(^^)
「要整備」と判断した部位
では気になる点検の結果は↓
- エンジンオイル・オイルフィルター交換
- 前ワイパー交換
- キャビンフィルター交換(エアコンフィルター)
- エアーエレメント交換(エンジン側)
- ファンベルト交換
- ウォーターポンプ交換(冷却水滴下)
- タイヤ4本交換(亀裂多数・残ミゾ少)
- ドライブシャフトブーツ・外側交換(ダストブーツ破れによるグリス漏れ)
と(;’∀’)こんな感じでした(;^_^A
気になる部位をピックup!
ピックup!とワーゲンの車種「up!」をカケたわけではありませんが、参考までに、、、
手始めにエンジンルームからです。うーむ、上から眺めるだけではこれといった著しさは見られませんね(;’∀’)
運航前点検は良好ですな。。。
エンジンルーム向かって右側、バッテリーとエアーエレメントの部位ですね。バッテリーはペラペラのカバーのマジックテープをめくるとEN規格のバッテリーが+端子剥き出しで出迎えてくれます(笑) エアーエレメントはバッテリーの下のケースです。こちらは「トルクスネジ」ではなく、+ネジ4本で固定です。サービス性が向上してますね(^^♪
こんな感じで、エアーエレメントの点検・清掃が出来ます(^^)
ついでにオイルフィルターの交換も。フィルターレンチのサイズは「74」でばっちりでした。
オイルフィルターの真下にオルタネータがありますので、交換の際はオルタネータにオイルがかからないように努めましょう!!
某、大阪発動機(ダイハツ)のリコールでもありましたね。何台かステッカーを張った記憶があります。
こちらは下廻り。何やらオイルパンに白い跡が残ってますな、、、まるで何かの液体が流れてそれが固まったかの様に、、、
ドライブベルトの背面も劣化が見られますし、ウォーターポンプ本体から液体が伺えますね(-_-;) ベルトが切れても水漏れが酷くなってもオーバーヒート・走行不能になってしまいます。。。
とどめのドライブシャフトブーツ外側のダストブーツ破れ(笑) グリスの飛び散りが最低限で済んでいるのは本当にありがたや~ですね(`・ω・´)ゞ
グリス切れをおこすとドライブシャフトのベアリングなども交換が必要になりますし、飛び散ったグリスを綺麗にする作業も増えます。。。
ホイールキャップはトランクルーム内にある引っかけて引っ張る車載工具を駆使しながら引っ張ると外れます。まぁまぁお硬いので壊さずに気を付けましょう。外車なのでハブボルトです。サイズは17mmで規定トルクは130N.m~140N.mとの事。
今回の感想・まとめ
いかがでしたか?外車の12か月定期点検を実施しましたが、なかなかな不具合をかかえていました。国産車ではここまで痛んでいる事は少ないと思いますが、外車も基本構造は同じですので、しっかり点検・整備が必要であると言えますね。定期点検の必要性を再確認した案件でした^^;
気になる整備代は20万もいかないけど15万はかかりそうですね、、、
整備士歴12年。某ディーラーにて12年ほどお世話になり、現在は陰ながら業界を支持する日々を奮闘中。低年時時代にブログ等にて知識を得た経験から、同じ様な悩みを抱えた人達の役に立てたらとの思いで情報を発信しています。