KDJ95 ランクルプラド エンジンから深刻なオイル漏れ 点検・修理

今回はKDJ95 ランクルプラドのエンジンからの深刻なオイル漏れの点検・修理に関する内容です。アイドリング中に「ポタっ、ポタっ」と真っ黒な液体が滴下(てきか)している状態で、これぞ保安基準に不適合(車検に合格しない)状態の良い例な感じで入庫しました。

まずは現象の確認!

故障診断に限らず、液体の漏れ関係も「現象の確認」が基本です。さっそくリフトアップにて確認してみるも、、、ぐっちょぐっちょ過ぎて訳が分からない状態です(笑) 強いて言えばE/Gリアオイルシールから?漏れている可能性が極めて高いと思われました(;’∀’) 液体の漏れの診断は至ってシンプルで「上の方から重力によって垂れて来る」もしくは「回転する事によって円周方向に飛び散る」大体これに該当します。

こちらエンジン左側の噴射ポンプやセルモーターのある部分です。見辛くて申し訳ないですが、セルモーターから下側・後方にかけてオイルの付いた跡が伺えますが、オイル漏れの公式?にあててみるもエンジン上方のヘッドカバー付近には湿った面影が皆無&走行距離20万キロ超えを考慮すると、エンジンリアオイルシールの劣化やオイルパン張替え説が濃厚になって来ますね、、、

誤った診断・判断を防ぐためにも一旦清掃して綺麗な状態にし、エンジンをかけた状態で何処から漏れて来るかを点検してみる事にします。

清掃後の点検の結果、思いもよらぬ部分からだった

画像が荒くて申し訳ございません(;’∀’) 画像中央に見える、シリンダーブロックに付いている「めくら蓋?」の様な樹脂製のキャップからオイルが出て来ていました。 こちらが走行によって走行風などでエンジン後方に流れてしまい、エンジンオイルパンやエンジンとT/Mの継ぎ目に移動してしまい、別の部分からのオイル漏れに見えてしまっていた様でした。

部品名 プラグホール?とOリングの交換で品番が11444-67020と96743-24014でした

  • めくら蓋みたいなやつ→11444-67020
  • Oリング      →96743-24014

でした。部品代忘れましたが2000円もあれば大丈夫かと思います。技術料は清掃等込みの概ね1.0の指数計上が妥当かと思います。

今回の感想・まとめ

いかがでしたか?もしかしたら大掛かりな分解整備(特定整備)が必要かもしれないと心して取り組みましたが、基本の通りに現象の確認をしっかりする事によって診断ミスや誤請求を無くす事ができ、自動車屋もお客さんもWIN-WIN(ウィンウィン)に出来たと思いました(^^)/

車が大きいといろいろ身構えますが、こういったケースもあるので参考にして頂けたらと思います!

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