ZNE10 ウィッシュ オーバーヒートの原因は「ウォーターポンプ」からの冷却水漏れだった

今回はZNE10 ウィッシュ オーバーヒートについて。点検の結果、「ウォーターポンプ」のメカニカルシール部より現在進行形で冷却水が漏れていました。参考になるかわかりませんが、クーリングシステムやウォーターラインの点検等案内していますので、チェックしてみてください(^^)

寒い時期ですが、しっかりオーバーヒートするみたいです。自走でお店に来られた様なので、早速点検に入ります

オーバーヒート」とは?

エンジンは、かかっていると常に爆発・燃焼を行っており、燃料が尽きるかドライバーがキーをOFFにするまでは燃えています。オーバーヒートするという事はエンジンの熱を冷やす事が出来ず、それによってエンジンなどが熱によってダメージを受けてしまう事です

よく映画などで目にする ボンネットから湯気が出るアレですね 沸騰してます(-_-;)

エンジンルームを中心に点検

てな事で、エンジンルームを中心にクーリングシステムを点検していきます(^^)

手始めにリザーバータンクの残量確認から

空ですね ラジエータホースを握ってみて、圧力がかかっているか点検します

こちらは良好。 次に手前にあるラジエータ本体を点検します

こちらも冷却水が漏れた様な著しい跡はありません こちらも良好

ひとまず、エンジンルームの冷却系統を見てまわります

ラジエータホースのインレット、アウトレットの付け根や、ヒーターコアへ繋がっているホースなどを点検します 

こちらも良好。困ったな〜と ふと顔を上げるも

!? これはもしや!?

ボンネットの裏側ですが、白い線みたいなのが見えるでしょうか。

決定的な証拠です 冷却水が飛んだ跡です

と、なればリフトアップして「ウォーターポンプ」の点検です

しっかり湿ってますねー! こいつです!

今回はオーバーヒートしたという事なので、サーモスタットと、ラジエータキャップを同時交換します

上記の部品は熱に弱いので、同時交換が必須です

いざ、交換!!

まず、ファンベルトの取り外しです

画像の部分に工具をかけて手前に引くとベルトの張力を弱めれます 確か19のソケットでいけます

オルタネータを退けてやると、外れました!

割と隙間があるので作業しやすいです

お次はサーモスタット! オルタネータを外した裏側にあります 10mmのナット2つで固定されてます

画像はないのですが、ジグルバルブの位置が上になる様に組んでください エアーが抜け辛くなります

後は、復元していきます

  確認事項として

  • ボルト・ナットの締め忘れなどがないか
  • 冷却水のエア抜きが出来ているか→暖房がMAX HOTの位置で熱風が出るか、A/C OFFで電動ファンが回るか
  • 走行テスト(試乗)を実施して違和感がないか→走行時の異音等ないか
  • エンジンルームや周辺に工具・ウエスの置き忘れがないか

以上のポイントを確認して問題なければ修理完了です

ご自身で作業等される場合はいかなる場合も自己責任でお願いします

今回の感想・まとめ

いかがでしたか? 昔はタイミングベルトで10万kmで同時交換していたウォーターポンプですが、タイミングチェーンの関係で交換するタイミングを失っています「タイミング」だけに(-_-;) 出先で立ち往生してしまう可能性を考えると10年・10万キロの交換推奨でも良さそうですね(^^)/

良かったらこちらにリンク貼っておきますので交換してみては?

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ウォーターポンプ ウィッシュ ZNE10G
価格:7597円(税込、送料無料) (2021/8/17時点)


Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です