L750S ネイキッド ラジエーター交換
お疲れ様です。今回はダイハツ ネイキッドL750Sのラジエーター交換についての記事です。
先日オイル交換に来られた際、エンジンルームを覗くと、、、
来てますね〜 緑色のやつ、タニシみたいなやつ。
ラジエーター本体アッパータンクのカシメ部分から来てますね〜 はい、冷却水漏れです。
ここまで来ると、後は走行時にかかる圧力でラジエーターが裂けるのも時間の問題ですね。
では早速 部品を取り寄せて作業開始です。
まず、冷却水をラジエーターから抜いてやります。蝶ネジみたいなプラスチック製のドレンを緩めます。この時に大きな洗面器などで古いLLCを受けてやります。※その辺に流してしまうのは環境破壊などに繋がるので、絶対に辞めてください。
そして、LLCを抜きながらラジエーターを外すための準備に入ります。画像の通り、軽自動車ですので狭い空間にエンジンASSYが詰め込まれてます。
ラジエーターの向かって奥側のエアクリーナーBOXが見た感じ作業の邪魔になりそうなので、まずそこを取り外します
はい、外れました〜 どうですか? だいぶ作業し易くなったと思います。 ASSYで取り外す形になりました。
エアクリーナーBOXは分割して外れるのかと思うと、どうもクリアランスが足りない様で丸ごとでした無理でした。
上記の通り、スロットルボディーの嵌合とVSV?のコネクタと多分PCVの細いホースを抜いて、10のボルト1本を外すと、上記の通り 下側のハマっている所を外してやるとズボッと外れます
そうこうしていると、LLCも抜けると思うので、ホース系を外していきます。
アッパーホースは見えているのでそのまま外せますが、ロアホースはクロスメンバーの辺りへ奥まっているので、エンジン側の方を外してホースごと脱着するのがオススメです。
ホース系が外し終わると、電動ファンモーターのコネクターも忘れずに外します そしてATなので、オートマオイルを冷やしている配管が見えて来ますので、ゴムホースを抜きます。
この時、ゴムホースを抜くとATフルードが抜けて来るので、管理人はこういった工具を駆使して防ぎます
多分1000円未満だった様に記憶してます。蝶ネジを締め込むとホースを締め上げるといった構造です
この辺りまで来るともう一息です!
次はラジエーターを固定しているボルト・ナット等を外していきます。
ここで、ラジエーターにA/Cのコンデンサが固定されているのでこれを外しておきます。 上側のボルト2本は外し易いのですが、下側のボルト2本は外し辛いしわかりづらいです
下側から見るとこんな感じです 板ラチェやラウンドヘッドのラチェットハンドルと短いソケットの組み合わせで対応します
取り外す時はまだやりやすいですが、取り付ける時は多少難しいです
そして、ラジエーターを固定しているステーのボルト、12を2本外して 上に引っこ抜きます この時リザーバータンクとバッテリーが若干干渉するので、ズラしたり外します。
はい! 外れました〜 ちなみに新旧の比較です
今回は社外新品を使用しました
こっからは、ファンシュラウドや、ATクーラーの配管や、ショートパーツの付け替えをします
ATクーラーの配管の脱着には17のスパナを使用しました
付け替えを終えて、最終確認して大丈夫なら車体に組み込んでいきます
車体に組み付ける際は、新品のラジエーターを傷つけないのと、コンデンサーにも傷つけない様、慎重にインストールしてください。
あとはホース5本、バンド4ヶ所、コンデンサーのボルト4本、ラジエーターステー2ヶ所、リザーバータンク等組み付けて、エアクリーナーBOX辺りを復元すると、完了です
あとはLLCを注入してエア抜きしたら終わりです エンジンを始動して、熱風が出るのと、A/Cオフで電動ファンが回転するまで回してください。
エア抜き時の空調設定は→温度はMAX HOT、内気循環、A/Cオフで、風量は2〜3くらいで大丈夫かと思います。電動ファンが回転した後、ラジエーターホースのアッパーとロワーを触ってみて熱熱になってたらオッケーです。
※ラジエーターホース等再使用する場合はバンドの位置は元の位置にしっかり合わせてください。
ちなみに今回使用した工具達は
これだけあれば作業できました。ちなみに指数は1.5Hだそうです。
では今回の作業はこれで終わりです。
ご自身で作業等される場合はいかなる場合も自己責任ですので、注意して下さい。
また別の記事でお会いしましょう、さよなら!
整備士歴12年。某ディーラーにて12年ほどお世話になり、現在は陰ながら業界を支持する日々を奮闘中。低年時時代にブログ等にて知識を得た経験から、同じ様な悩みを抱えた人達の役に立てたらとの思いで情報を発信しています。