いくら調べても出て来ないSR400の「セパハンから純正ハンドル戻し」のハンドル交換方法を紹介
今回はバイクの整備です。某フリマサイトにて購入した時からセパハン仕様のSR400。「特攻の拓」シリーズで馴染みがある方も多いのでは??
天羽・セロニアス・時貞、、、ルシファーズハンマー。懐かしいですね。
では、今回はいくら調べても出て来ないSR400の「セパハンから純正ハンドル戻し」についてのハンドル交換方法をご紹介します(^_^)v
まず作業概要を把握する(ハンドル交換の流れを頭に入れる)
作業をスムーズかつ迅速に進めるには準備が大変重要です。昔から「段取り8割仕事2割」とは良く聞いたものです(笑)
セパハンから純正ないしアップハンに変更する際、ステアリングシステムを変更する必要があります。このシステムの変更が必要なのが今回のミソといっても過言ではありません。
通常のハンドル交換はトップブリッジの上での作業になりますが、セパハンはトップブリッジの下のFrフォークに直接(ダイレクト)に付いてます。
セパハン→ノーマル(純正等)に変更する作業概要はこうです↓
- ハンドルに付属している部品の取り外し(ミラーやブレーキ・クラッチ・デコンプ類のレバーとS/W類 必要であればグリップも)
- トップブリッジを引っこ抜く
- ハンドルを外す(セパハン)=Frフォークから引っこ抜く
- セパハン用に交換されているトップブリッジを純正のトップブリッジに交換
- お好みのハンドルを借り固定してみる
- W/H(ワイヤーハーネス)やケーブル類を干渉や引っ掛かりが無き様取り回す(付けてみてハンドルを旋回したりブレーキ・クラッチを使用して異常な突っ張りや引っ掛かりなどないか確認)
- 上記に問題なければ、ハンドルボスなどの借り固定部分をしっかり締め付けて完了!
大体の大まかな流れはこんな感じです。ご自身でセパハン化していれば元に戻すだけですので何となく把握できていると思いますが、元を知らなければ苦労します(笑) ここでトップブリッジの変更が懸念点であり、同時に部品の調達が必要になりました。ちなみにハンドルボス(ハンドルを固定している部品)の上下もです(´;ω;`)
いざ交換!!
新たなハンドル・純正タイプのトップブリッジ・ハンドルボスセットと最低限必要な部品が調達出来たら交換に踏み切れます。
こちらが交換前の「皆大好きセパハン」です。
こんな感じでステアリングシステムの分解を進めて行きます。やはり固着との戦いで時間が多少押され気味ではあります^^;
トップブリッジを抜くにあたって、メーターの脱着が必要になりました。うーん、ブッシュのへたりも否めませんね。しかし再使用^^;
ここまで来たらもう少しですな!!
トップブリッジの大きな固定ボルトを外して、クリクリしながら外してやります。
外れました!! そうするとやっと「セパハン」に到着です(^^)
こちらの六角のボルト2本を緩めて、またクリクリとして外してやります(^_^)v
そしたら後は、純正のトップブリッジにキーシリンダーなどを移植して組付けて、完了です(^^)
今回の感想・まとめ
いかがでしたか? セパハンから純正ハンドル戻しについてご案内しました。やってみれば意外と構造はシンプルなんだなあといった印象でした。
今回純正トップブリッジを段取りしたのは取り外されている「ハンドルボス」が意外と高額だった事実です。中古のトップブリッジASSYにハンドルボスもセットで付いて尚且つ破格だったのでこういった交換メニューになりました(^^)
それと今回使用したハンドルが若干のアップハンでしたので、W/Hやケーブルの取り回しに思う様に進まず意外と時間がかかりました^^; タンクを外したり、ヘッドライトを分解したりと若干大変でしたので参考になれば幸いです。
整備士歴12年。某ディーラーにて12年ほどお世話になり、現在は陰ながら業界を支持する日々を奮闘中。低年時時代にブログ等にて知識を得た経験から、同じ様な悩みを抱えた人達の役に立てたらとの思いで情報を発信しています。