FTR223 MC34 長期放置車両 整備

今回はバイクの整備についてです

長期放置車両でクランキングしない状態で、まずエンジンがかかる様にして欲しいご依頼でした

長期放置なので、バッテリーは放電している事が容易に想像できますね

IGキーをONにするも、メーター等点灯しません

試しにセルを押してみますが、無反応…笑

そりゃあそうですよね お次はジャンプさせてみましょう このFTRはシートを外したその下側にバッテリーがあります バッテリーサイズはCTZ-7Sだそうです 車を横付けしてケーブルを繋いでみます すると、「キュルキュルキュルキュル…」無事エンジンがクランキングしてくれました!

安心しますね、もう一度セルを押してみると

、、、無音

あれ? 先ほどは元気よくクランキングしたのに!?

繋いだケーブルの接触が悪いのか、やはり車からバイクへのジャンプはダメだったのか謎が謎を呼んで不安になって来ます

一度車からのジャンプは断念して、廃バッテリー(車用)があったのでそちらで試してみますが、こちらでも反応なし ヘッドライト等の電装系は動いています ボデーアースも間違いないハズ!?

困りました。ただ単にエンジンがかからないのが更に闇に包まれていきます

一旦落ち着いて冷静に考えてみます 車だった場合この様な時はどこに不具合があるのか、今までの経験を思い出して考えてみると、、、

スターターに不具合があれば、この様な現象になるのも納得できる

↑閃きました 早速ケーブルを繋いでセルボタンを押しながらスターターの辺りをドライバーで小突いてみると

カツカツ…キュルキュルキュルキュル

動きました! やはりスターターに不具合がある様です(^^;;

エンジンは始動していませんが、一安心です

お次は定番のキャブレターを点検してみます

まずアクセルワイヤーのカバーを外して、+頭のボルトをナメない様に注意して外します

で、この時ちょっとした技を使いました↓

ドライバーの中央部に六角状の部分があるので、そこに適応するメガネレンチをセットし、押す力8:回す力2の感じで力を入れてやるとナメ難いです 8:2ですよ! ちなみにメガネは手でトントンと叩く感じが良いですね 日野の2tではございませんよ〜

次に燃料コックのゴムホースを抜いて〜とやってると、キャブレターに入ってくる燃料を抜いてやらないとダメな事に気付き、タンクの燃料を抜いてみる事にします

予想通りというか、案の定汚い・腐っている臭いがプンプンしますね 暫く抜いていると

なんか、イケるくね??? めっちゃ綺麗やし、臭いもガソリンのあの良い臭いになった気がする!

ひょっとしたらひょっとする!? キャブレターO/Hしなくてもエンジンかかるんじゃね?

内心こう思いました。しかしキャブレター取り外すまで目と鼻の先までになっているので、二度手間は避けたいので外してみることに

外れました まず、分解せずに外観や可動部を触ってみます

特に目立った固着はみあたりません

ついでなので、フロート室など分解して点検してみます

フロート室、フロート自身は点検良好です

ジェット類も詰まりはなさそうです

てな感じで復元して、エンジンを始動してみます

すると、キュルキュルキュルキュル、ブッブッ、ブォーン!ストン。

初爆来ましたね!アクセル戻すとエンストしてしまうので、スローの調整をしてみます

キャブレターに付いているスクリューを手で回して調整します

回す方向を間違えると酷くなるのでドキドキしながら調整です

一旦エンジンがかかってしまうと安心感が違いますね! 今後は後日バッテリーを交換して、自賠責の加入等して走行テストを実施する流れになりそうです

では今回もご覧頂きありがとうございました!

コメント等お待ちしてます!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です