NCP141 スペード リアショックアブソーバー交換
お疲れ様です。日々コロナの騒動で大変かと思われますが、頑張っていきましょう!
はい、本日はNCP141スペードのリアショックアブソーバー オイル漏れにて交換作業です。
外れたあとですが、もうビッチャビチャですね。確かKYB製だったと思われます。 車検には通せませんね 要交換です。
作業は単純ですが、気を付けるポイントは何点かあります
まず、ショックアブソーバー下側の14のボルト・ナットを緩め、コイルスプリングの台座にジャッキ等を当てて、持ち上げます
リフトアップした状態なので、ショックアブソーバーが伸び切った状態なので、外し辛いためです
次に、上側のナットを緩めるので、サービスホールになっているトリムボードのカバーを外します
そして、ダブルナットになっている14のナットを緩めてやると、抜けます
ナットを取ると、平ワッシャーとゴムブッシュがあるので、並び順を間違えない様注意して取り外します
そしてショックアブソーバーとダストカバーを付け替えて、組み付けていきます
ここで、ショックアブソーバー上側固定のダブルナットの下側のナットを締め込み、15〜18mmショックアブソーバーが出て来る様締め込みます。 その後、ダブルナット(上側)を規定トルク25N.mにて締めます。下側のナットはスパナ等で固定し、上側のナットはトルクレンチでします。
その後ショックアブソーバー下側のボルト・ナットを締めるのですが、この時先ほどのジャッキで1Gかけてから、本締めします。※1Gとは、車体が設置した状態の事を意味し、作業時ショックアブソーバー下側のボルト部分のブッシュがリフトアップによって伸びているので、その状態で本締めすると、ゴムブッシュが捻れた状態になってしまうので、ジャッキ等により接地した状態を再現して締め込みます。そうしないとゴムブッシュが早期に傷んだり、乗り心地などのフィーリングが変わってしまいます。
そして規定トルク50N.mで締めて、走行テストを実施して、違和感等なければ終了です。
ここでいう違和感とは、段差を乗り越えた時に著しく「ゴトゴト」といった音がするかです。
これにて今回の作業は終了です。
ご自身で作業等する場合はいかなる場合も自己責任ですので、お気をつけ下さい。
また別の記事でお会いしましょう、さよなら!
整備士歴12年。某ディーラーにて12年ほどお世話になり、現在は陰ながら業界を支持する日々を奮闘中。低年時時代にブログ等にて知識を得た経験から、同じ様な悩みを抱えた人達の役に立てたらとの思いで情報を発信しています。