AWS210 クラウンHV リアショックアブソーバー交換
今回の記事はAWS210 クラウンHVの修理になります
オラついてるフロントグリルが登場した際は斬新な感じもしつつ、違和感を覚えたのも懐かしいですが慣れてしまえば何とも思わなくなりました^ ^
色んな意味で慣れっておそろしいですね笑
今回の整備箇所は前々から問題になっていたカヤバ製のショックアブソーバーより作動油の漏れです(^^;;
依然の18系のクラウンでもなかなかな台数の不具合があり、メーカーもその不具合を認めて延長保証になっていたくらいです笑
何ならちょっと前にもニュースになっていましたね どうも製品の完成検査の基準が緩かった様な報道内容だったと記憶してます
販売店も日々、市技報なるものの提出ノルマに追われて目を輝かせている優秀なメカ達の格好の餌食にされていた様に想像出来ます(^^;;
メーカーから優秀店舗表彰される為に色々な事を口酸っぱく言われるので、店舗の人間は大変です(^^;;
では作業に入りましょう!
見えましたね! ダブルウィッシュボーンの足廻り 初めて交換した頃は か・な・り時間がかかりました(^^;;
足廻りの部品関係がごちゃごちゃしているし、ブッシュの部分のボルトも変に力がかかっていて抜き辛いのなんの(^^;; そりゃあ技術料が高いのも納得できます
ショックを固定している上側はトランクルームの内側になります 内張り?みたいなのも外してめくって作業します
見えましたね! 何やら変なモノが被さっている様です(^^;;
これがAFSのセンサーだそうっす 上にカポッと引っこ抜いたら容易に外れます^ ^ 壊さないように慎重に外して下さい
お次はこんな感じです! ロアーアームを切り離して画像の様にナックルASSYを支点に、ショックの下側のボルト・スタビライザーリンク下側のボルト・ロアーアームのメンバー側のボルトを抜いてアームをブラりとさせてショックを抜き易くしてやります^ ^
ショックの上側・下側の固定ボルトが外れたら画像の様に真ん中辺りに位置する頭12のボルト2本を外してやっと外れます^ ^ 確かライナーをめくってやらなければ見えなかったはずです(^^;;
ショックアブソーバーASSYが外れたらSSTを掛けてスプリングを縮めてやります^ ^
インパクトで縮めたら怒られるやつですね笑
エアラチェットで縮むとこまで縮めたら後は手動で縮めてあげましょう 大事なのはスプリングの張力を緩めてやる事です これが甲斐なければショックアブソーバーのセットボルトをインパクトで緩めた時に、スプリングの力が死んでいないので、ロケットの様に飛んで行ってしまいます(^^;;
外れましたね! ショックアブソーバーの構成部品の配列が崩れない様に慎重に外して新品部品に組み付けて復元します^ ^
参考までにイラストと規定トルクになります ショックアブソーバーの頭のナットは18N.mだそうです(^^;; インパクトで締めたら完全におをオーバートルクですね(^^;;
後は元通り復元しますが、足廻りのブッシュ関係のボルト・ナットを締めるので接地した状態でトルク締めしてやらないといけません 理由は接地せずに締め込むと接地した時にゴムブッシュが捻れてしまうので、ブッシュにストレスがかかってしまい千切れたりしてしまう原因になるためです(^^;; ですのでハイミッションジャッキ&リジットラックの組み合わせでナックルを持ち上げてやり擬似的に接地状態を作ってやってトルク締めしてやります^ ^
こんな感じでリヤショックアブソーバーの交換作業は完了です^ ^
参考になれば幸いです! 今回も最後までご覧頂きありがとうございました!
整備士歴12年。某ディーラーにて12年ほどお世話になり、現在は陰ながら業界を支持する日々を奮闘中。低年時時代にブログ等にて知識を得た経験から、同じ様な悩みを抱えた人達の役に立てたらとの思いで情報を発信しています。