8EALT アウディ A4 車検整備
今回はアウディ A4 ワゴンタイプの車検整備について
外車の整備は整備性が悪いと良く聞きますよね
つべこべ言わずにやってみましょう
まず、タイヤを外す前にホイールボルトのカバーを外すための工具を取り出します
そう、ホイールボルトなのです 再使用不可だったと記憶してます
場所は、トランクルームのスペアタイヤ保管場所に車載工具の様に収納されてます
慣れていないと分かり辛いかもしれませんが、ピンセットの様なイメージです
タイヤを外す準備ができたので リフトにかけて、上げる前に外観の点検とエンジンルームの点検をします
まずはエンジンルームっと
特に以上はないかな〜、、、?
おや???
ブローバイ?のホース、一部欠けてね!?
アウディのマークが入っているカバーを外してみます
一部、ここだけの様です プラスチックが熱等によってカッチカチになっています
その先はインマニの裏側へ行っている様で、取替するにはインマニを外す必要がありそうです
壊れた部分だけ交換できたら良いのですが、経験上 取り外そうとした瞬間に朽ち果てる事が多いので交換する範囲が広くなってしまうのです
ではブローバイのホースはこの辺で、他を点検します
バッテリー良し、エアエレメント良し、クリーンフィルターは交換オススメで、オイル漏れ&にじみ良し、ファンベルト良し、、、
んん???
エンジンマウント?かな?
これは、、、
画像のちょうどど真ん中になります、拡大して見てください
ボロボロになってる???
見え辛いかもしれませんが、拡大してみました
隙間が狭過ぎてインカメラで撮りました笑
こちらはショックアブソーバーのバンプブシュラバーの形状や材質に似ている様に思えます
やはり外車、距離浅でも油断はできません
そんなこんなでエンジンルームは終わって、やっとリフトアップして行きます
足廻りのガタ付き点検、タイヤの状態もチェック
上げる前にタイヤ空気圧の基準も押さえておきます
参考にして頂けたら幸いです
ではタイヤを外せるようにホイールボルトのカバーを外します
これですね、一見普通に外れそうに見えますが、カバーが被ってます
こんな感じで、カバーが外れます
カバーが取れて、ハブボルトが見えてます
ボルトの頭は17です 最後の1本を緩めて抜いた時にしっかり押さえてないとタイヤが脱落するので注意してください
タイヤが外れたのでブレーキ廻りの点検です
ブレーキダストがエゲツないですね(^^;)
今回は 3000km/1年だったのでブレーキの分解は省略しました
隙間からブレーキパッドの残量確認や、液漏れ、ダストブーツ等の確認、ブレーキの引きずりなどを点検します
4輪とも良好だったので、次は下廻りの点検です
リフトを最上段にして、ワークライトを当てながらオイル漏れ、水漏れ、損傷などを点検します
それと同時に点検ハンマーでボルト・ナットを叩いて打検していきます
下廻りのボルト・ナットの緩みがあれば増し締めする感じです
叩いた時の音が鈍い、叩いたボルト・ナットが動くのを見逃さないように点検します
この時にエンジンオイルや冷却水を交換するのであれば、抜いてやります
車検整備自体はこんな感じです
あとは、タイヤを付けて復元って感じで終了です
次回はアウディの消耗品の交換を記事にしようと思ってます(エアエレメント、クリーンフィルター、ワイパーゴム)
今回も見て頂いてありがとうございました
整備士歴12年。某ディーラーにて12年ほどお世話になり、現在は陰ながら業界を支持する日々を奮闘中。低年時時代にブログ等にて知識を得た経験から、同じ様な悩みを抱えた人達の役に立てたらとの思いで情報を発信しています。