NHP10 アクア「冷間時ガラガラ音がする」点検・修理

お疲れ様です。 今晩から記録的大寒波が予測されているみたいですが、暖かくしておられますでしょうか?

さっそくですが、今回の記事は NHP10のアクアになります。

お客様より、冷間時たまに「ガラガラ」異音がする。もの凄い音がする。とのご用命で入庫しました。

まず、車を預かって現象の確認です。 現象は不再現でした。 はい、困りましたね〜笑

次に、異常コードを拾っていないかダイアグコードの確認です。※車の性質上、コンピュータで管理されているので、不具合を起こしている部品があれば、それを記憶してくれます。故障診断の手掛かりになります。

はい、異常コードなし。良好です。

こうなってくると、故障診断が行き詰まってしまい、迷宮入りしてしまいます。

前回もこれといった異常がなく、様子を見て頂く様にお願いして、お返ししているので、今回もこのままお返しすると、お客様の不信感が目に見えております。

こういった時は、何らかの処置であったり、的確なアドバイスをして安心をお届けしたいものです。

この様な事例が他にもあれば、診断の道標となってくれるのですが、アクアでは聞いた事がありません。 しかし、同じHV機構のZVW30プリウスでこの様な不具合があるので、思いきって該当箇所の点検に踏み込みました。

そこは、EGRバルブです。 ???となる方もいると思うので、簡単な説明を。 EGRエキゾースト・ガス・リサーキュレーションで、排気ガス再循環装置の事なのです。 またしても何ぞや?となられたかもしれませんが、一度排出した排ガスを、もう一度燃焼させようという事なのです。これによって排気ガス中の未燃焼ガスを取りこぼす事なく、燃費向上に充てるような構造なのです。

ですので、そのバルブが排気ガスにさらされているのでどうしてもバルブにカーボン等の汚れが付着し、バルブの動きに引っかかりなどが出てしまい、正常な動作ができなくなってしまい、不具合に繋がったと推測できます。

比較してみました。 真っ黒ですね〜。

うん、真っ黒ですね〜。

新品の部品と比較しますと、形状も若干変更になっているので、こちらが濃厚と思われますので、お客様の了解を経て交換です。

手順としては、EGR本体EGR本体を固定しているステーとパイプとその周辺のクリップ、冷却水のホース脱着くらいです。 ボルト・ナットも合計9つくらいだったと思われます。 作業時間も0.6Hくらいでした。

今回はこれにて作業完了です。 ご自身で作業とか、部品交換などされる場合には、ボルト・ナットの締め忘れであったり、ホースバンドの戻し忘れなどなど気を付けてください。いかなる場合も自己責任でお願いします。

ではまた、別の記事でお会いしましょう。さよなら!

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NHP10 アクア「冷間時ガラガラ音がする」点検・修理” に対して1件のコメントがあります。

  1. クリサダ より:

    有難うございます。同じ症状で困っていました。デーラーに持ち込みしたら、異状なしでプラグが汚れているからと言われ清掃しましたでした。翌日又ガタガタ音が出て、困っていました。ネットで調べて同じ内容の記事がー早速試そうと思います。有難うございます。
    結果、又コメント致します。

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