【これで不安解消】今後の特定整備認証制度 申請すべきか否か

ちょっと前に車業界を賑わす情報が出ました。 今後の「分解整備」の内容が変わります! 先進技術(自動ブレーキ等)の整備を分解整備の範囲にして、整備の責任を負う事にしましょうと。 毎月?出版されてる近代整備やJASPAなど書物に目を通していると、国土交通省より「特定整備認証の申請を早期に促す」との誘致レベルでの文言が記載されているのを目にするも特に関係ないやとばかり思っていましたが、改めて考えるとどういう事なのか?

管理人が独自に調べてまとめた結果、これで不安解消になる今後の特定整備認証制度の申請についてご理解頂けたら幸いです(;’∀’)

現在の状況

R4年(2022年)6月現在は経過措置期間です。 施工はR2年4月1日です。経過措置終了はR6年3月31日です。

「指定工場」(民間車検場)

  • 従来の車両(古い車)の車検(継続検査・保適の発行)OK
  • エーミング作業をしていれば、その作業もOK
  • 先進技術車の継続検査(車検の保適発行)OK
  • 分解整備OK(エーミング作業してればそれも)

↑経過措置期間なので上記OK

「認証工場」

  • 継続検査(車検)は新旧問わずOK
  • エーミング作業→していればOK
  • 分解整備もOK(エーミング作業してればそれも)

↑現状はこんな感じかな?

認証のパターン

お次は認証のパターンです。国土交通省がおっしゃるには「3パターン」に分けるそうです。

  1. 分解整備のみ(原動機脱着・走行装置分解等)
  2. エーミングのみ
  3. 上記2つとも兼ね備えている

↑3番目の分解整備もエーミングも両方とも国の認証を頂いている工場を国は早期に出来る様に促している様です(;’∀’)

今後R6年4月以降は?

では今後の経過措置を過ぎても特定整備認証の申請をしなかった場合どうなるでしょう。最も気になる部分かと思われます

「指定工場」の場合

  • 従来の車両(先進技術搭載なし) 継続検査・保適発行〇
  • 先進技術搭載ありの車両 継続検査・保適発行×
  • エーミング作業×
  • 従来の分解整備〇
  • バンパー脱着を伴う先進技術搭載車のエンジン脱着作業など×

↑こんな感じですね。先進技術搭載車両の整備になると車検ですら出来なくなるみたいですね、、、

「認証工場」の場合

  • 従来車両の車検整備〇
  • 先進技術搭載の車検整備△
  • 従来の分解整備〇
  • エーミング作業×
  • バンパー脱着を伴う先進技術搭載車のエンジン脱着作業など×

↑こんな感じでね。びっくりしましたが、認証の場合は基本的に「継続持込み」になるので先進技術搭載車両の車検も出来るみたいです( `ー´)ノ

実際に今後特定整備認証は必要なの?

上記の通り、「指定工場を運営されている事業者」必須と言って良いでしょう。エーミング作業自体の件数は知れてると思いますが、車検は絶対ありますよね(;’∀’)

以外にも認証工場は様子見でも大丈夫と言えますね。エンジン降ろしたりする事が多いなら申請をしても良いのではないでしょうか(^^)

それと気を付けなければならないのが、年配のメカニックで講習や試験を受けるのが嫌だから特定整備の講習・試験に行かれない方。事業場が特定整備認証を取得すれば、講習を修了していない国家2級の整備士は整備主任者に選任出来なくなるそうな(;’∀’) 今まで整備主任者・自動車検査員であったとしても、その効力を失う事になるそうですよ、、、

朗報!? エーミングのスペースが取れない工場でも実は申請出来る!?

指定工場だとそもそもの敷地面積がそれなりに広く作られているのでエーミング作業のスペースが取れない事はないと思われます。しかし認証工場だとギリギリの面積でやっている所が多い気がするので、わざわざエーミングのスペースなんて確保できないなんて懸念されると思いますが、整備振興会の方にお聞きしたところ 「リフトを置いている作業場のスペースをエーミングの作業場と兼任する事が出来る」とのありがたいアドバイスを頂戴致しました(^o^)丿

しかも申請自体の手数料はかからないとの事なので、お気軽にお住いの整備振興会にTELしてみてはいかがでしょうか。その際はご自身の認証番号をお忘れなく!

今回の感想・まとめ

いかがでしたか? 特定整備認証の申請について自分なりに調べてまとめてみました。この感じだと指定工場は必須ですが、なかには古い車しか整備しないって工場もあると思うので一概には言えませんが申請した方が良いと思いました。認証工場も意外と現状でも良さそうですが、今後は先進技術搭載車両が出回る事を考えたら今のうちに申請しておくのも良いのかもしれませんね^^;

しかしながら、指定工場が先進技術搭載車両に保適を発行出来なくなるのはどういう理屈なのかが謎ではありますが…OSSのQRコードが読み込めないのか、継続しに支局へ車検証持って行ったらそこで引っかかるのか… そう言えばR5年1月より車検証の形が変わって指定工場なら自社で車検証の期間更新も出来るやらなんやら^^; 気になる事が多いですが今回はこれくらいにしときましょう!

ちなみに認証の看板代は1.6万円くらいとお聞きしました(笑) 誤差があったら申し訳ございません^^;

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