これって異常? 車のエアコンから排出される大量の水。車が古い故に仕方がないのか? 実は車内の「設定」による仕方がない事実だった。
今回は以前から個人的に気になっていた車のエアコンを使用した際に、エアコンのドレンから排出される水が異様に多い事について記事を書いてみました。検索してもオイル漏れや水漏れ(冷却水)ではないのかといった内容の記事が散見されており、エアコンの出る水に関しては異常がないとだけしか書いておらず、ユーザーはそんな内容を求めているのではないぞと。それに対しても憤りを感じた案件です(笑) 管理人は恥ずかしながら新車に乗ったことがなく、型遅れの経年車・多走行が好き? 現行車に興味がない?そんな人間ですが新車ディーラーに勤めているといった感じです^^;
結論から申しますと「車内の設定」とは外気導入である事が大量に水が出る要因でした、、、
内気循環と外気導入。車内の空気が入れ替わるのが問題なの?
内気循環は車内の空気を再利用しているので、利点として車内の温度を下げれます。
外気導入は外の空気を導入するので、車内の温度は内気循環と比較すると劣りますが、車内の空気は入れ替わります
↑ここですね!!
- 内気循環だと車内の空気を再利用。
- 外気導入だと外の空気を常時取り入れる。
- A/Cサイクルから出る水は、冷やす空気の温度差が大きくなればその分、水が出る(大気中の湿気を取っている)
細かく砕くと、内気循環だと車内の冷えた空気を再利用するので設定温度とほぼ差がないうえ除湿された空気なので、A/Cサイクルのエバポレータとしてもさほど仕事しなくても大丈夫。
ですが外気導入にしていると常時外の空気を取り入れているため、外気温35度の湿った空気からMAXコールドの目標まで持っていくのに温度差も大きいうえ、湿った空気もドライにしてやる必要があるのでエバポレーターは大忙しといった事でしょう(笑)
システムを再確認すると容易に想像がつきますね^^;
参考画像ですが、上記(タイトルのすぐ下)が外気導入にてアイドル放置5分で外気温34度くらい 設定温度23度 風は4段階中の2です。
↓こちら同条件で内気循環(ナイキジュンカン)。一目瞭然です^^
大量の水溜りが嫌なら内気循環一択! でも内気循環にしていると良くない事も?
駐車場などで車内に滞在するシーンも中にはあると思いますが、大量に出来る水溜りが嫌であれば内気循環一択で良いでしょう。
しかし、内気を循環しているが故にタバコなどを楽しむとエアコンの臭いがどうしても懸念されます(;’∀’)
エンジンを始動して風が出て来る一発目。誰しも一度は嗅いだ事あるいや~なあの臭いが鼻に着きます(´;ω;`)
外気導入にしていれば、内気のときよりはマシかと思います。
エアコンの臭いと対策・まとめ
いかがでしたか? 車内のあの設定(外気導入)でこんなにもエアコンから出て来る水の量が変わるとは管理人も想像つきませんでした。
内気循環の正しい使い方は車内を素早く冷やしたい時や、トンネル通過時やトラック等の排気ガスが著しい時の防御の際に使用するのが推奨できそうです。タバコや食事を楽しむ際には外気導入を利用して車内の臭いがエアコンサイクルに着かぬ努力が推奨されそうですが、行楽や毎日の通勤に使用されますと気を付けていても、なかなか防ぐのも難しいですよね^^;
ですので定期的にエアコンシステムのメンテナンスが推奨されています。
そこで、管理人が最も推奨したい商品がこちら!!
臭いの原因は今も昔もやはりエバポレータです。そのエバポレータを簡易的ではありますが、溶剤をブロアモーターに噴霧する事によって、奥に入り込んでるエバポレータの洗浄をしてくれ、洗浄して落ちた汚れは今回のテーマでもある「水」としてドレンから排出されます^^
気になる施工後の臭いは、爽やかな石鹸の様な清潔な香りです^^
さすがトヨタさん。万人に受ける物作りに脱帽です。管理人は毎年施工してます(^^)/
たなみに1年に一度と推奨されてますので、エアコンフィルターの交換と同時施工が鉄板ですねb
以上参考になれば嬉しいです(^^)
整備士歴12年。某ディーラーにて12年ほどお世話になり、現在は陰ながら業界を支持する日々を奮闘中。低年時時代にブログ等にて知識を得た経験から、同じ様な悩みを抱えた人達の役に立てたらとの思いで情報を発信しています。