【夏本番、今からでも間に合う！】KZJ78 ランクルプラド エアコン修理はケチらずしよう。吹き出し口温度20℃→5℃への著しい温度変化に驚愕

年々夏の暑さが異常になってますね。そしてこの78プラドも、昨年エアコン修理しているのですが修理費用を抑えるため(ケチった)とある部品は交換せずに再使用する判断を下しました。。。夏本番、今からでも間に合います！ KZJ78 ランクルプラド エアコン修理はケチらずしましょう(^^)/

画像の吹き出し口温度約20℃→約5℃まで下がって著しい温度変化に驚愕しました(;’∀’)

前回の修理内容

約1年前になります。走行中エンジンルームから消魂しい(けたたましい)音が聞こえ、怖くなって停車しレッカー手配にて入庫しました。現象の確認をしようとエンジンをかけ、さあ発信しようとした瞬間【ギィィー！ヤァァァァ！！！】とお客さんの言っていた消魂しい(けたたましい)音が聞こえました。エンジンルームからと思われるので急いでエンジンルームを確認すると、エアコンコンプレッサーのマグネットクラッチがONしたタイミングで異音が発生していましたので、A/Cコンプレッサーの交換(リビルト品)で修理を進める事になりました。

H5年式・走行距離25万kmでの修理内容としては

• A/Cコンプレッサー(リビルト品)←前回の主原因部品
• リキッドタンク←エアコンサイクルの除湿剤で、サイクルを切り離すと交換が推奨されている
• エキスパンションバルブ←サイクルに詰まりはなさそうだが年式的に交換を推奨
• 各種Oリング、蛍光剤とエアコンガス4本←規定量750g±50ｇのため

こんな感じでした。エアコンサイクルを切り離し、エキスパンションバルブの交換をするのでエバポレーターの交換も推奨しましたが、値段が高いので使えるなら清掃で対応して欲しいとの要望でした。。。

ゲージにて確認

低圧・高圧の数値を確認。工場の温度は約35℃くらいでしょう。低圧の数値がやや高いような気がしますが、まぁこんなものかな？　画像のゲージには適正値を超えているのが分かりやすいようにマーキングを施しています

• 低圧 0.15～0.25MPa
• 高圧 1.37～1.77MPa

正常なガス圧は上記となってますね^^;　こちらは低圧 0.3MPa、高圧 1.55MPaくらいです。低圧がやや高く、「エキスパンションバルブ」の詰まりが疑われると認識してますが、前回交換しているので、、、

旧いせいか、吹き出す風量もやや弱く感じられるので、思い切って前回見送った【エバポレーター】を点検してみようと思います。

前回交換を見送ったエバポレータを点検

お、おぉ！！？　これはもしや、フィンの部分の状態が適当ではないのでは！？　表面に埃の層みたいなのは前回清掃で取っているのですが、どうも状態が良くなさそう。フィンの隙間も土汚れのようなものが詰まっているのかな？　やはり清掃ではダメだったのかというような印象です(-_-;)

エバポレーター交換

約30年の歴史が感じられます。今までに何人もの淑女との思い出が詰まっているかの様な歴史と対面でき、光栄です(笑)　冗談はさておき、新品部品が出るのはありがたいことですね(^^)　ではサクッと交換しましょう。

新品です。気持ち良いですね！ 疑わしいエキスパンションバルブは脱着と同時にパーツクリーナーで清掃実施です。ついでにリキッドパイプとプレッシャースイッチは同時交換致しました。

こちらエバポレータのケースもしっかり洗って、ボロボロのスポンジも取替えしました(^^♪

風を逃がさないために大事なことです///

エバポレータ交換後の温度変化

車両への組付けが終わりましたら真空引きをして、ガスチャージします。真空引き後丸一日放置してみましたが、しっかり真空を保っていたので安心してチャージ。750ｇ±50ｇ規定量補充　もちろんガス注入は高圧バルブから入るまで投入しました(^^)/

アイドリングにて約8℃

うんうん！　走行中に約5.5℃　やはりこの年式の車は良く冷えますねぇ(^^♪　外気温約35℃で上出来だと思います。手が痛いくらい冷えてます(笑)

今回の感想・まとめ

いかがでしたか？　今回は作業手順などの紹介はあまりなくてつまらないですよね、すいません(;’∀’)

前回交換を推奨される部品を変えない場合、エアコン関係だとこんなにも差が出て(約20℃→約5℃)管理人も驚愕しました。昨年がそこまで猛暑にならなかったのも関係あるかもしれませんが、今年は異常に暑いです((+_+))

今回のようなケースも含めて、プロが推奨する部品はしっかり交換して頂けたらと思います。