VZJ120 ランドクルーザープラド ヘッドガスケット取替(冷却水漏れ跡ありにより)

今回の記事は「ヘッドガスケット取替」についてです。 当該車両は車検にて弊社に入庫し、受入れ点検したところ、現在進行形で漏れて、冷却水が滴下している状況ではなく、過去に漏れたであろう形跡があったため、予防整備の旨をお客様に説明したところ、整備を依頼されたので行いました。

車種は120系プラド 型式は「VZJ120」だったと思われます。 V型6気筒のエンジンで 5VZですね。 このエンジンももう少なくなったと見受けられます。 このプラドはヘッドライトの黄ばみに印象を受けます。走行距離は11万kmほどだったと思います。

作業手順として、まずリフトアップし、アンダーカバー等を取り外し、冷却水を抜きます。※今回はエンジンオイルの交換依頼もあるので、この時同時に抜きます。

冷却水を抜きながらファンベルト等、補機ベルトを外します。 オルタネータを取り外すので、バッテリーを取り外します。→(オルタネータのB端子にバッテリー電圧がかかっているので作業中に誤って工具などでショートするのを防止するため。)※この時、ナビゲーションやオーディオなどのメモリーは事前に控えておいてください。作業後に再設定します。

次に、ヘッドカバー上部にあるサージタンク(吸入空気の通り道)辺りを取り外す→エアクリーナーBOXやエアーダクトといった、ヘッドカバー上部に設けられている小部品等を取り外します。 スロットルボデー、スロットルのケーブルやスパークプラグのチューブも外します。その際、細いエアホースなどが混同してしまうので、組む際に間違わない様、白いタッチペン等でわかり易くマーキングしておくと良いです。写真を撮るなどでも可。特にダイレクトコイルではなく、ディストリビュータータイプなので、間違って組み上げると、エンジン不調になってしまいます(^^;;

次に、タイミングベルトカバー上部を取り外します。やっとタイミングベルトが見えて来ましたね。

次に、クランクシャフトを回して、圧縮上死点を合わせます。ここでカムシャフトのセッティングボルトをインパクトレンチなどで緩めておきます。緩めるだけです、取り外してはいけません。その後クランクシャフトのセッティングボルトを緩め、クランクシャフトプーリや、Tベルトカバー下部を取り外していきます。※作業中に邪魔になりそうな部品やボルト・ナットは必要に応じて取り外してください。

次に、各タイミングが(カムシャフト、クランクシャフト)合っている事を確認したら、タイミングベルトを外します。そして先ほど、緩めておいたカムシャフトのボルトを取り外して、カムシャフトプーリ、アイドラベアリングを取り外し、裏側のバッキングプレートを外します。確か、ボルト7〜8本だったと思います。

次に、いよいよヘッドカバーを開けるのですが、その前にシリンダーヘッドを取り外す際に、エキゾーストマニホールドを取り外す必要があるので、先に固着しているであろうEXマニホールドのボルト・ナットに潤滑剤を塗布しておきます。 その後、ヘッドカバー取り外しにかかります。

次に、ヘッドカバーが取れたら、カムシャフトを外していきます。※カムキャップは位置と向きが決まっているため、外して保管の際は細心の注意を払ってください。取り外しが終わったら、先ほど潤滑剤を塗布しておいたEXマニホールドのボルト・ナットを外していきます。

次に、シリンダーヘッドの固定ボルトを外していきます。こちらがヘキサゴンタイプになってます。ボルトを抜いて、忘れずにワッシャーも磁石等を使用して取り外します。これでやっとシリンダーヘッドが外れます。

次に、シリンダーヘッドガスケットを外して、取り付け面の清掃です。ブロック面とシリンダーヘッド下面の清掃をします。清掃後、ブロック上面とシリンダーヘッド下面にストレートエッジ(SST)を使用して歪み等ないか点検します。良好だったので、ガスケットを新品にして組み付けていきます。

取り外しの順序はこの様な感じです。次回は組み付け編になります^ ^ 暫しご期待を!

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